2014年9月2日火曜日

屏東で客家文化に浸る ~六堆客家文化園區~

こんばんは。仙台台湾朋友会です。

最近は南部の見どころを中心に紹介していますが、

今日は、屏東市にある六堆客家文化園區を紹介します。

屏東市中心部からバスで30分くらいのところに、大規模な客家文化を紹介する施設があります。

その名も六堆客家文化園區といいます。

六堆とは、屏東の六つの客家居住地域の連合体のことです。

南部で客家がまとまって住んでいるのはこのあたりだけで、

かつては六つの地域で協力して防衛にあたったそうです。


では、さっそく中へ入ってみましょう! ちなみに、入場無料です!



客家食堂なんて気の利いた施設もありますが、残念ながら

客家料理が堪能できるわけではありません。お土産物のような感じです。



内部の展示は充実しています。解説してくれる人もいるので、

詳しく説明してもらえると楽しさ倍増です。

ちなみに、客家伝統の青い服。なぜ青なのでしょうか?

客家が台湾に来たときに、当然染め物をするわけですが、

使った植物がたまたま青い色を出すものだったからだそうです。

つまり、環境利用の結果なわけで、青という色に特に意味はないのだとか。

農作業が中心の生活だったので、青の方が汚れが目立たなくてよいだろうとのことでした。

ちなみに、服の柄にも違いがあります。

青地に花柄は子ども用。青地に赤と黄色は独身者。

袖が赤と黄色になっているのは赤ちゃんがいる人用。

青地に水色は既婚者。青地に黒は中年。

黒地の服は高齢者用だそうです。



伝統的な服ばかりでなく、客家柄のドレスも展示してありました。

素敵ですね!



客家の代名詞ともいえる傘。

中心はやはり花柄です。そもそも、なぜ客家といえば花柄なのでしょうか?

客家が台湾に渡って来た時に、住みついた居住地にこの花がたくさんあったからだとか。

これも台湾の客家の環境利用の結果で、大陸の客家はこのような柄は用いないそうです。



これも興味深い展示です。

昔の客家女性は、川で洗濯をするとき、川に背を向けて洗濯します。なぜでしょうか?

敵が現れた時、川岸に回り込まれると逃げ場がなくなるので、

敵を発見してすぐ逃げられるように、川岸に向かって洗濯をするそうです。

逆に、川の向こうに敵が現れたとしても、すぐには川を渡ってこれないので安全なのだとか。



広大な敷地の文化園區。かつてのたばこ工場も復元されています。

たばこ工場の建物の形式は、大阪式と広島式があるそうで、

屋根の上に櫓があるのが大阪式。櫓がないのが広島式だそうです。

遠くに見える山からいくつもの川が流れ、水が豊富な土地です。

稲作もさかんに行われていますが、このあたりの土地は客家が開墾したのです。



これは、この土地で手柄を立てた人を祀ったお墓です。

福徳正神といいます。お墓の後ろに木が植えてあるのが特徴だそうです。



以上、他にも紹介したいことはたくさんありますが、この辺で。

台湾南部は一般的には福佬人が多数を占めていますが、

この六堆のように客家人がまとまって住んでいる地域もあるので、

是非とも文化の違いに目を向けてみてください。

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