2014年9月28日日曜日

祝! 当会代表のメルマガデビュー!

仙台台湾朋友会です。

依頼されて何の気なしに寄稿した、当会代表の台湾体験記が、

下記の2つの団体のメールマガジンに流れたそうです。

ごくごく仲間内だけかと思っていたのですが、

結構たくさんの人の目に触れるもののようですね。

これで当会の露出も増えることを期待しつつ、反響を待とうと思います。


日本と台湾の架け橋になる会
https://www.facebook.com/kinma1951

台湾の声
http://taiwannokoe.blogspot.jp/



ちなみに、下記の文章が寄稿しメルマガに流れたものです。

どうぞご覧下さい。




●台灣への大航海
                                                                                                            伊勢寛

台灣へ行きたかったので三月で教師を辞めました。安定した仕事を捨てて台灣へ渡るわけですから、大航海へ出るようなものです。常々、日本の歴史教育や日本人の歴史認識に疑問をもっていて、台灣へ行けばこの問題を解決するヒントが得られるかも知れないと考えていました。とりわけ、「日本語世代が健在である今でなければならない!」という強い思いが私を突き動かしたのでした。

 ノービザで九十日間滞在できますので、拠点作りのためにも、台南の國立成功大學に通うことにしました。午前中だけ大学で北京語を学び、午後や週末は台灣研究や日本語世代の方々への聞き取りをすることにしました。台南に知り合いはいなかったので最初は苦労しましたが、多くの方々に助けられて活動をすることができました。

  まず思い立ったのは、公園へ行くことです。家から徒歩十五分のところに台南公園がありましたので、毎朝五時に起きて公園へ行くことにしました。公園で顔見知りになった歐里桑・歐巴桑(オリサン・オバサン)たちと台灣語で「ガオザー」と挨拶するのが楽しくて仕方ありませんでした。公園で仲良くなった饅頭売りのおじさんとは、帰国した今でも連絡を取り合っています。

ところが、公園で聞こえてくるのは台灣語ばかりで、日本語を話している人は来る日も来る日も見つかりませんでした。八十歳以上の日本語世代の方々で公園に出てくる人は稀であるとのことでした。

 更なる交流の場を求めて、台南にある愛子カラオケ店にも通うようになりました。日本語世代の方々はもちろん、それより若い世代でも、日本の歌を上手に歌うことに驚きました。ここでも素晴らしい出会いがあり、台灣の人たちと心温まる交流ができました。

成功大學には台灣研究が目的で来ている人が何人もいまして、南部短歌會を紹介してもらいました。私も早速、南部短歌會に参加させてもらい、日本語世代の方々との交流を楽しみました。今の日本の若者では到底使いこなせない高度な日本語を駆使して短歌を作る日本語世代の方々の姿に感動しました。

 台南に限らず、台灣各地を駆け巡り、日本語世代の方々と交流を深めてきました。おかげ様で多くの方々からお話を伺うことができました。特に、台中の台日會、高雄の志の會、竹田の池上一郎博士文庫、新北の景美人權文化園區などでは、観光では絶対にできない貴重な体験をさせていただきました。幸運なことに、私の台灣での体験を講演する機会をいただきました。これからひとりでも多くの日本人に台灣のことを伝えていきます。

 最後に、日本語世代の高齢化に伴い、台湾では外勞と呼ばれている外国人労働者のヘルパーに介助される方も増えてきているのが現状です。外勞の方々が一生懸命日本語を覚え献身的に介護する姿を見て、彼らに感謝するとともに、台北の玉蘭荘のようなところでボランティアをする日本の若者が増えてほしいと感じました。

 台灣に日本語を使って生活している高齢者がたくさんいるという事実は、日本では一般的には知られていません。この現状を打破すべく、情報を発信し続けるのが私の使命です。世の中全体を変えるのはたやすいことではありませんが、全てはひとりの熱い思いから始まります。多くの人を巻き込んで、日台友好の輪を広げていきたいです。私の思いと行動が、日台の架け橋の一部にでもなれば、望外の喜びです。

2014年9月13日土曜日

【猫好き必見】 台湾で村全体猫カフェ化計画! 猴硐猫村

猫好きのみなさーん、仙台台湾朋友会です。

宮城県内で猫好きを唸らせる場所と行ったら、田代島でしょうか。

しかし、仙台から遠いうえ離島なので、行くのが大変ですね。

台湾なら、台北から電車で一時間のところに有名な猫の村がありますよ。

猫好きは台北へ行ったら、電車に乗って猴硐へ行ってみましょう。



猴硐は田舎の小さな村ですが、実はここは、

村全体が猫カフェ状態になっているという、ものすごいところなのです。



駅前の案内図。「猫とふれあえる」をコンセプトに、まちおこしをしています。





この通り、猫を意識した店がたくさんあります。



センスのいいお店が多いです。店内にも普通に猫がいます。



駅のトイレがこうですからね。こんなトイレならきれいに使いたくなりますね。



完全にお店の商品と同化している猫。



博物館の受付で爆睡する猫。



水を飲む猫。



村中どこでも猫がいます。しかも素晴らしいことに、

ここの猫たちは人間が来ても逃げません。撫でさせてくれます。

住民と長い間信頼関係を築いて、人間を恐れなくなったのでしょう。

犬がいないのも大きいですね(一匹だけ見かけましたが、猫とは仲良くしていました)。



もともと猴硐は、日本統治時代に開発された炭鉱の町だったのです。

戦後、炭鉱閉鎖とともに町も廃れてしまい、過疎の村になってしまいました。



炭鉱の町だっただけあって、近代化遺産がたくさんあります。



日本時代の神社跡です。



猴硐は景色もきれいですよ。猫がいるのは橋の右側。

工場跡の向こうに見える村に猫がいっぱいいます。

橋の左側には炭鉱跡や神社などがありますが、猫はあまり見かけませんでした。



台北駅から電車で一時間。

猫好きは台北へ来たら迷わず猴硐猫村へ!

2014年9月8日月曜日

中秋節は、月よりバーベキュー!

仙臺臺灣朋友會你好! 

気がつけば、もう秋。仙台は朝晩はかなり涼しくなっているでしょうね。

まだまだ暑い台湾も、ひところよりは多少涼しくなったような気がします。

昨日、台湾は中秋節でした。中秋の名月。お月見ですね。

昨晩は月がまんまるで綺麗でした。

しかし、花より団子というか、月よりバーベキュー!

台湾ではなぜか、中秋節にバーベキューをする習慣があります。

お呼ばれしたので参加させてもらいました。



友人の案内で向かった先は、台南市内のとあるマンションの中庭。

大勢の人が中秋のバーベキューの準備に取り掛かっていました。

マンションの住人はみなこの中庭に集ってバーベキューをするようです。

だいたい、2家庭にひとつの割合でバーベキューセットが用意されていますので、

お隣さんと一緒のバーベキューになります。



暗くなるといよいよ本番。爆竹が鳴り、どこからともなく花火が上がり、

カラオケが始まり、にぎやかになり、否、正直言ってうるさくてたまりません。。。。。。

それにしてもものすごい人口密度。

これだけ人が集中して一斉にバーベキューをしたらどうなるでしょう。。。。。。

暑いし煙たいしで、それはもう大変でした。

台湾人は慣れているので平気でしょうが、慣れていない日本人にはちょっときついかも。

グルメの国台湾。バーベキューはとても美味しかったです。



日本のバーベキューと違うと感じたことは、火の付け方です。

どの家庭も、写真のようにガスバーナーで火を噴射して着火していました。着火剤もなしです。

もちろん、最初はなかなか燃えません。新聞紙使えば簡単なのになぁ、と心で思いつつ、

台湾式のやり方を観察。



バーベキューひとつとっても、日本と台湾では多少趣が違うようですね。

こうやって地元の人に混じって異文化体験するのも、大変有意義なことです。

2014年9月7日日曜日

台湾の結婚式ってどんな感じ?

仙臺臺灣朋友會你好~!

今日は結婚式のお話です。

台湾で友達ができると、運が良ければ結婚式に招待してもらえるかもしれません。

台湾の結婚式は日本に比べて派手で大規模。そして、敷居が高くないのが特徴だと思います。

ちょっと仲良くなるとすぐに招待してもらえる印象を受けます。

新郎新婦の直接の知り合いではなくても、友達の友達ならOKだという話でした。

面子を重んじる国なので、たくさん人を呼ぶことで顔が立つというのはあるでしょうが、

それにしても、誰でもウェルカムな雰囲気が素敵ですね。台湾人の心の広さを感じます。

私は新郎の友達なので、新郎朋友の席へ。



座る場所というのはだいたい決まっていて、

向かって右が新郎側、左が新婦側になっているようです。

今回は新郎側の参加者がとても多いようですね。



一般人の結婚式なのに、式場はこんなに広いのです。

相当な人数が招待されているのがわかります。

ちなみに、結婚式の服装は、ちょっときれい目の私服でOKです。



受付で記帳し、ご祝儀を渡します。

ご祝儀は真っ赤な封筒に包んで渡します。金額は一般的に、

2600圓だそうです。3と4はお葬式の数字なので、3・4がつく金額はタブーだそうです。

偶数が好まれるので、2600圓以上払いたい太っ腹な人は、

6600圓包むのだとか。

受付には結婚写真集が置いてあって、自由に見ることができました。



新郎新婦の登場です。

新郎新婦の衣装は日本と大して変わりませんが、

日本のように伝統衣装にお色直しということはありませんでした。

台湾の結婚式は、服装にはあまり凝らない印象を受けました。



いろんな演出もありました。こういう演出なら可愛くて大歓迎です。

司会兼歌手のような人が、式の間ずっと歌を歌っていて、

うるさくて話が聞こえないのは残念でした。



やっぱり思い出スライドショーは欠かせませんね!



料理は大変豪華で、食べきれません。。。 食べきれない分はお持ち帰りできます。



ということで、

結婚式に出てみるというのも、その国の文化を垣間見ることができていいことです。

そのためには招待してくれる友人が欠かせないわけで、

台湾の友人には心から感謝しています。

末永くお幸せに!

2014年9月6日土曜日

台南に来たら、飛虎将軍廟に参拝しましょう!

賢早! 仙台台湾朋友会です!

仙台市と台南市は姉妹都市のようなものですので、

仙台のみなさんには是非台南のことを知ってもらいたいです。

台南は台湾でも有数の観光地で、歴史ある街ですので、見どころはたくさんあります。

私はその中でも、飛虎将軍廟をおすすめしたいです。

飛虎将軍廟とは、どんなところなのでしょうか?


台南駅前のバスプールから、3番か10番のバスに乗って、同安路口で降りましょう。

セブンイレブンのところを右に曲がってまっすぐ行くと、左手に見えてきます。

廟の前に着きました。

おや、「歓迎 日本国の皆々様 ようこそ参拝にいらっしゃいました」とありますね。



外観は一見すると、何のことはない、

台湾ではどこにでも見かける廟のようですが、

実はここは、台湾で唯一、日本人の神様だけを祀った廟なのです!

台湾にも日本人を神様として祀った廟はいくつかあります。

しかし、仏教や道教の神様が主であって、日本人の神様は脇役的存在なのです。

このことからも、飛虎将軍廟がどれだけ珍しい存在かが伺い知れます。



こちらにおわすお方をどなたとこころえる!

飛虎将軍様であらせられるぞ!

飛虎将軍の由来についてはここでは割愛しますが、実在した日本人です。



真ん中が御本尊である飛虎将軍です。

左右の二体は、将軍の部下ではなく、将軍の分身で、信徒に貸し出したりするそうです。



興味深いことに、飛虎将軍には線香ではなく、煙草が備えられています。

不思議なことに、私が見ている間、煙草の煙は鉄格子の中に吸い込まれていました。

これはここで見られる不思議な現象で、信徒の中では将軍の魂が像に乗り移って、

本当に煙草を吸っているのだと言われています。

煙が鉄格子の中に流れないときは、将軍の魂は別の所に行っているのだとか。



 せっかく飛虎将軍廟に来たので、写真を撮って帰るだけではもったいない。

是非とも参拝してみましょう!

参拝の仕方は難しくありません。

まず、廟の中に線香がありますので、7本取って、線香に火をつけます。



次に、外に出て、3本お供えしてから、外に向かってお祈りします。



次に、中に入って、中央にまた3本線香をお供えして、お祈りします。 



残った1本の線香は、御本尊に向かって左側に短剣と旗が祀られているので、

そこにお供えし、お祈りします。難しくないでしょう?

お祈りが終わると、廟の人からお守りをもらえるかもしれません。

参拝が終わったら、少額でよいのでお布施をするとよいでしょう。



廟では、毎日決まった時間に、朝は君が代、午後は海ゆかばが流されます。

しかし、お願いすれば時間外でも流してくれるはずです。

時間帯にもよるでしょうが、日本語ができる人が参拝の仕方などを説明してくれます。

廟の顧問をしている方は日本語が上手です。


飛虎将軍廟の存在をもっと日本人に知ってもらいたいです。特に仙台のみなさんに、

台南にはこんな素晴らしいところがあることを知っていただけたら、望外の喜びです。




2014年9月2日火曜日

美濃もいいけど佳冬もいい! ~屏東線沿線の客家の町を歩く~

仙臺臺灣朋友會你好!

前回は屏東の六堆客家文化園區を紹介しました。

六堆というだけあって、屏東県には客家の町がたくさんあります。

池上文庫がある竹田もそうですし、今回紹介する佳冬もそのひとつです。

どちらも屏東線途中下車の旅ができるのでおススメです。


佳冬の駅を降りて道なりに10分ほど歩くと、

有名な䔥家があります。

昔の客家の豪邸の様子を見ることができます。










この塔は、中でものを燃やせるようになっていますが、

線香を焚くためのものでも、ゴミを燃やすためのものでもありません。

敬字亭といって、字が書かれている紙(例えば本)を燃やす際に使います。

字を敬うのは客家の伝統だそうで、貧しさから抜け出すには勉強だ!という、

客家に受け継がれてきた、勤勉を尊ぶ強い思いが感じ取れます。

字が書かれている紙をゴミと一緒に扱うのは不敬だそうで、

敬字亭で燃やして天に送ってから、灰は川に流すのだそうです。



佳冬は小さな町ですが、古い建物がたくさんあって、街歩きが楽しいですよ。



屋号を示すの看板で、堂が真ん中にあったら客家の家です。

「○○堂」というように、普通は堂は最後にくるものです。

なぜ客家の家は堂を真ん中にもってくるのかというと、

客家の伝統的な家屋が ㄇ の形をしていて、

真ん中には祖先を敬うお堂を配置するように、

堂は堂々と真ん中にした方がいいからだそうです。



ということで、佳冬は屏東線で行けるだけでなく、

見どころが多くて街歩きが楽しめるところです。

台湾南部で客家文化に触れるのならば、

美濃もいいですが佳冬もいいですよ!

屏東で客家文化に浸る ~六堆客家文化園區~

こんばんは。仙台台湾朋友会です。

最近は南部の見どころを中心に紹介していますが、

今日は、屏東市にある六堆客家文化園區を紹介します。

屏東市中心部からバスで30分くらいのところに、大規模な客家文化を紹介する施設があります。

その名も六堆客家文化園區といいます。

六堆とは、屏東の六つの客家居住地域の連合体のことです。

南部で客家がまとまって住んでいるのはこのあたりだけで、

かつては六つの地域で協力して防衛にあたったそうです。


では、さっそく中へ入ってみましょう! ちなみに、入場無料です!



客家食堂なんて気の利いた施設もありますが、残念ながら

客家料理が堪能できるわけではありません。お土産物のような感じです。



内部の展示は充実しています。解説してくれる人もいるので、

詳しく説明してもらえると楽しさ倍増です。

ちなみに、客家伝統の青い服。なぜ青なのでしょうか?

客家が台湾に来たときに、当然染め物をするわけですが、

使った植物がたまたま青い色を出すものだったからだそうです。

つまり、環境利用の結果なわけで、青という色に特に意味はないのだとか。

農作業が中心の生活だったので、青の方が汚れが目立たなくてよいだろうとのことでした。

ちなみに、服の柄にも違いがあります。

青地に花柄は子ども用。青地に赤と黄色は独身者。

袖が赤と黄色になっているのは赤ちゃんがいる人用。

青地に水色は既婚者。青地に黒は中年。

黒地の服は高齢者用だそうです。



伝統的な服ばかりでなく、客家柄のドレスも展示してありました。

素敵ですね!



客家の代名詞ともいえる傘。

中心はやはり花柄です。そもそも、なぜ客家といえば花柄なのでしょうか?

客家が台湾に渡って来た時に、住みついた居住地にこの花がたくさんあったからだとか。

これも台湾の客家の環境利用の結果で、大陸の客家はこのような柄は用いないそうです。



これも興味深い展示です。

昔の客家女性は、川で洗濯をするとき、川に背を向けて洗濯します。なぜでしょうか?

敵が現れた時、川岸に回り込まれると逃げ場がなくなるので、

敵を発見してすぐ逃げられるように、川岸に向かって洗濯をするそうです。

逆に、川の向こうに敵が現れたとしても、すぐには川を渡ってこれないので安全なのだとか。



広大な敷地の文化園區。かつてのたばこ工場も復元されています。

たばこ工場の建物の形式は、大阪式と広島式があるそうで、

屋根の上に櫓があるのが大阪式。櫓がないのが広島式だそうです。

遠くに見える山からいくつもの川が流れ、水が豊富な土地です。

稲作もさかんに行われていますが、このあたりの土地は客家が開墾したのです。



これは、この土地で手柄を立てた人を祀ったお墓です。

福徳正神といいます。お墓の後ろに木が植えてあるのが特徴だそうです。



以上、他にも紹介したいことはたくさんありますが、この辺で。

台湾南部は一般的には福佬人が多数を占めていますが、

この六堆のように客家人がまとまって住んでいる地域もあるので、

是非とも文化の違いに目を向けてみてください。