2015年11月30日月曜日

台北の日本語デイサービス施設「玉蘭荘」を再訪しました!

玉蘭荘再訪!

今回ご紹介するのは、台北にある日本語デイサービス施設「玉蘭荘」です。
「玉蘭荘」については以前にもご紹介しましたが、今回再訪がかないました。
デイサービスといっても介護色は強くなく、高齢者が集まってみんなで活動する場です。
玉蘭荘のみなさんは、意欲的に日本語での活動に励んでいらっしゃいました。



玉蘭荘は教会が母体ですので、まずお祈りをしたり聖書を読んだり讃美歌を歌ったりする時間があります。これらは全て日本語です。
それから、昔の懐かしい歌を歌ったり、ゲストの講演があります。
この日のゲストは、旭日双光章受賞者の張文芳さんでした。




昼食後、午後は様々な活動を行います。
この日は2グループに分かれ、1つはクリスマス会に向けた歌の練習、
もう1つは、日本語で各自がテーマを決めて話しをするお話し会でした。

当方はお話会に混ぜていただきましたが、
みなさんの日本語のレベルの高いこと高いこと。
貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

ある方から突然「あなた、教育勅語は言えますか?」と質問され、
「少ししか言えません」と答えると、
「ではこれで勉強しなさい」と、教育勅語のプリントを頂戴しました。
教育勅語を全部言えると、台湾の高齢者の方々があなたを見る目が変わりますよ!
台湾の高齢者の方々と関わる人にはぜひ教育勅語を学ばれることをオススメします。






こちらにいらっしゃる台湾の方々は、日本語で介護を望んでいるだけあって、
当然日本語のレベルが高いです。
ほとんどの方は、日本統治時代に日本へ留学するなどして、高等教育を受けています。
親の代から日本に行っていて日本生まれだという人もいました。
そういう人たちにとっては日本語が母語である言っても過言ではないと思います。

また、玉蘭荘には日本人の利用者さんもいらっしゃいます。
東京出身の96歳のおばあちゃんは、台湾人の旦那さんと結婚後台湾に来て、かれこれ70年以上も台湾に住んでいるとおっしゃっていました。
異国の地で日本語で介護を受けることができるのは、日本人にとっても本当にありがたいことですね。

台湾に日本語デイサービス施設があるということを、
ひとりでも多くの日本人に知ってほしいです。
また、日本の若い人が玉蘭荘のようなところでボランティアをする人が増えるといいですね。

2015年11月29日日曜日

【猫好きまっしぐら!】 世界6大猫スポットのひとつ「猴硐」で猫ちゃんパイナップルケーキをいただく!

世界6大猫スポットのひとつ「猴」の猫村!

以前このブログでも紹介しましたが、台湾には猫好きにはたまらないスポットがたくさんあります。中でも世界6大猫スポットに選ばれた猴の猫村は必見ですよ。






台北から電車で1時間、猴駅に着くと、すぐ猫たちに会えます。
猫に会うのだけが目的であれば、猴に1時間滞在して、すぐ電車で台北へ帰ると、全行程3時間、かかる費用は電車代だけの節約観光ができます。








に来たらぜひ訪ねてほしいお店は、「媒之鄉貓咪鳳梨酥」です。
このお店の名物は「貓咪鳳梨酥」(猫ちゃんパイナップルケーキ)です。
可愛くて、食べるのが勿体ないくらいですよ。
猫耳をつけたこのお店の方は日本語が大変上手です。
日本人のみなさんは、言葉がわからなくても安心して買い物できますよ!







ちなみに、世界6大猫スポットとは・・・
  台湾「侯
  トルコ「カルカン」
  アメリカ・フロリダ州「ヘミングウェイ博物館」
  イタリア・ローマ 「ラルゴ・アルジェンティーナ広場」
  日本・福岡県「相島」
  日本・宮城県「田代島」


た、田代島が入っています! 宮城県の田代島ですよ!
石巻沖にある、あの田代島です!

猫スポットを縁に、宮城県と台湾との交流が深まるとことを切に望みます!



台湾歌壇短歌会で短歌の奥深さに触れる

台北に日本語世代の方々が集う短歌会がある!

台湾の文化をわかりやすくみなさまにお伝えする仙台台湾朋友会です。

台湾に日本語世代の方々が集まって短歌を作る会があるのを知っていますか?

台湾歌壇短歌会と言って、毎月第4日曜日に台北市内で開催されています。
この会の代表は、平成26年春の旭日双光章受賞者、「老台北」こと蔡焜燦さんです。

この日はたくさんの台湾日本語世代の方々と日本人が集まり、盛会でした。
ゲスト参加も大歓迎とのことで、温かく迎えていただきました。
皆で食事をとった後、短歌の勉強が始まりました。




一回きりのゲスト参加ならともかく、会員になって活動するのであれば短歌の素養は必要です。この会は単なる趣味の集まりではなく、大学の先生が顧問に就いていて本格的です。

会員は定められた期日までに短歌を作って会へ送ります。届いた短歌をまとめたものを、月1度の集まりで詠み合わせ、感想を言い合ったり歌の添削をしたりします。また、自分が好きな短歌に点数を入れ、チャンピオンを決めます。





短歌会は台南にもありますよ!

ちなみに、台南には台湾歌壇南部短歌会という支部があります。
こちらは毎月第3月曜日開催で、代表は平成24年秋の旭日双光章受賞者、鄭埌耀さんです。
集まった短歌を詠んだ後、台南の会ではみんなで懐かしの歌を歌います。






2015年11月28日土曜日

「へちまはなぜへちまというのか??」 友愛会で目からウロコの日本語学習

台湾に残る美しい日本語を守る「友愛会」

仙台台湾朋友会です。
今回は台湾日本語世代の方々の活動を紹介します。
日本語世代の方々や台湾に残る日本語に関心がある方は、台北の友愛会の門を叩いてみるといいかもしれません。

戦前の台湾で日本語教育を受けた日本語世代の中で、特に教育水準が高かった人たちに引き継がれている日本語は、今の日本人では扱えない高度で美しい日本語です。
そんな台湾の日本語を守っていこうと24年前に結成されたのが「友愛会」です。

会は毎月第3土曜日に台北市内で開催されます。
代表は平成27年秋の旭日双光章受賞者である張文芳さんです。
現在の会員数は120名ほどだそうです。
この日は出席者が多く盛会でした。台湾人と日本人の割合は半々くらいでした。

会は11時に始まり、皆で食事をとった後、3人の講師による講義がありました。
どのお話も目から鱗でした。日本語は奥が深く、日本人でも知らないことがたくさんあります。こちらは「へちまはなぜへちまというのか??」というお話です。




基隆駅のお話。台湾三大名駅に数えられた立派な駅舎でしたが、現存していません。




会に参加している日本語世代の方々は、身に付けた日本文化に誇りを持ちつつ、
中華民国ではなく(ましてや中華人民共和国などでは絶対なく)、台湾として独立国家になることを強く望んでいる方々がたくさんいらっしゃいました。



台湾でこのような会に参加することが、日本語を見つめなおすきっかけにもなります。
終わったのは16時でした。本当にあっという間の楽しい会でした。

2015年11月27日金曜日

3年に1度の南洲迎王祭! 鎮安代天宮の様子

日本神・毛元帥が祀られる廟で3年に1度の迎王祭!

台湾の文化を日本のみなさんにわかりやすくお伝えする仙台台湾朋友会です。
今回は3年に1度行われる、南州迎王祭をご紹介します。
今、まさに開催中の熱いお祭りですよ!



台湾南部屏東県で行われるこのお祭り、神様をお迎えし、お送りするものです。
最も有名なのは東港のものですが、時期を変えて南州や小琉球でも行われます。

今回の南州迎王祭は、20151124日から1129日に開催されます。
初日に海辺で儀式を行い、神様を迎え入れます。2日目以降、神輿が南州近辺の各集落を巡回します。最終日には海辺で神様をお送りする儀礼が行われます。
今回ご紹介するのは、3日目の鎮安集落・鎮安代天宮での様子です。



神輿は朝から他の部落を巡っていて、鎮安に来たのは午後でした。
午後に備え、鎮安代天宮で食事が提供されます。南部にいると食事が提供されるのは当たり前のように感じますが、北部ではこのような習慣は稀であると聞きました。




神輿が通る道沿いの家では、祭壇を作って神様にお供えをします。




鎮安代天宮の主な神様は、呉府千歳と毛元帥です。
毛元帥は実は日本人です。元々は戦前の台湾で戦死した日本人パイロットで、魂は成仏できず、代天宮近くの木の下で修業を続けていたそうです。これを呉府千歳に認められ、元帥としてこの廟に祀られるようになったそうです。




こちらが日本神・毛元帥です。外見は日本人っぽくないですが、ここでは日本人だと信じられています。このように日本人が神様として祀られている廟は台湾各地にたくさんありますが、本当に興味深い信仰の形です。




他の集落を巡回していた神輿が到着したようです。これから鎮安集落の巡回が始まります。





集落内の各所に立ち寄って、お供え物をもらいます。人々は神様に手を合わせます。



台湾の神輿は、日本とは違って担ぐときの掛け声はありません。
また、日本のように担ぎ手が神輿を上下に揺らしたりしません。棒がしなるようにできていて、担いで歩くときの振動で神輿が自然と揺れます。




こんな神様も。 


暗くなってくると、神輿が光ります!



当方が鎮安にいたのは10時半から17時半まででしたが、祭りは夜中まで続くと言っていました。
3年に1度ということもあり、本当に賑やかなお祭りでした。
日本では地域の神社などで行われてきた祭りが少子化の影響で寂しいものになって久しいですね。
いくつかの地域で連携して一緒にお祭りをすると、もっと盛り上がるのかもしれません。

2015年11月24日火曜日

【兵将官祠】 台北市内から地下鉄で行ける日本人廟

台北近郊の日本神といえばこちら

你好! 仙台台湾朋友会です。
シリーズ「台湾の日本神」。今日は新北市蘆州區の兵将官祠を紹介します。

日本人が祀られている廟は圧倒的に南部が多いので、
台北近郊しか行かない観光の方はなかなか訪問できませんが、
この廟なら台北から地下鉄ですぐ行けますよ。




まず台北市地下鉄で蘆州駅まで行きます(黄線の終点の一つです)。
駅の前のバス停からバスに乗ります。橘19番のバスに乗ります。バスは30分に1本くらいです。
2つ目の新興公寓で下車します。川を渡ってすぐのバス停です。
そこからちょっと戻ったところにある歩道橋の下に、小さな廟があります。



ネット上に流れている情報によれば、この廟に日本人が祀られているようです。
中には3体の神像が置かれていました。
一番外見が日本人っぽいのが、真ん中の神像です。



軍服を着ているようなので、恐らくこの方が日本人でしょう。
説明書きなどはどこにもなく、人もいなかったので、これ以上の情報は手に入りませんでした。


帰りは同じバス停から乗車すると、何番のバスに乗ってもどこかの地下鉄の駅を通ります。
橘19番バスは本数が少ないので、最初に来たバスに乗ってしまった方がいいかもしれません。

台北へ来たらぜひこの廟も訪ねてみてください。

2015年11月20日金曜日

東港慈雲乾坤宮30週年祈安超拔法會を見てきました!

東港慈雲乾坤宮の日本神・日本軍艦

シリーズ「台湾の日本神」。
今回は、1月にお伝えした東港慈雲乾坤宮に再訪がかないましたので、
その様子をご紹介します。

東港慈雲乾坤宮には日本神と日本軍艦の模型が祀られていることは1月にお伝えしました。
その時はちょうど、29周年の法事の準備をしている時でした。

今年は11月18日から21日まで、東港慈雲乾坤宮の30周年の法事が行われます。
前回の法事から1年経っていませんが、これは法事を何月何日に行うかは
神託によって決定するため、日にちは毎年異なるそうです。

今年の法事は4日間続きますが、今回は19日の午後の様子をお伝えします。




東港バスターミナルからそう遠くないところにある東港慈雲乾坤宮靈聖堂。
通常はこちらに日本人の神様がいらっしゃいますが・・・



どの神様もいらっしゃいません。現在法事の真っ最中なので、本堂に行ってしまったようです。



靈聖堂の入り口にこんな貼り紙が!
普段はこちらには誰も人がいませんので、
日本神を参拝しに来たら電話してみては?



さて、靈聖廟からそれほど遠くない場所にある本堂にやってきました。
祭壇がまばゆいです。神様がたくさんいます。
道教と仏教の習合のようですね。



日本神も他の神様に並んでいっしょにいらっしゃいました。
手前の軍人、奥の娘さんが日本神です。軍人の像はもう一体あります。



こちらの日本神も戦争で亡くなった方です。
台湾で亡くなった多くの日本人の魂が海を渡って日本へ帰れるように、
軍艦(の模型)が用意されています。
昨年見た時は軍艦に日本国旗が掲げれれていましたが、
今年はいろいろな旗が掲げられています。



船に紙で作った人型を乗せています。



特攻の旗もあります。
勘違いしないでほしいのは、彼らは特攻を賛美しているのではありません。
特攻で散った兵隊さんたちを顕彰するために、このような旗を用意しているだけです。

たくさんの日本のみなさんにこの廟を訪問してほしいと思っていますが、
この投稿を見て、偏った考えの人がこの廟を訪れるようになるのは、当会の本意ではありません。



読経が始まりました。
こちらのお経は日本のとは違って、歌です。
オルガンと伝統的な弦楽器・打楽器で音楽を奏で、
お経を歌います。
これがまたほれぼれするようないい声です。
歌手のようですよ。



おやっ? 後ろの方で何か始まりましたよ。
聞いたところ、立ち膝になっている方の祖先の霊が、
この方を通して「法事に参加したい」と言っているらしく、
祖先の霊と交信しているところだそうです。



小さいうちからこういう伝統に触れる機会があるっていいですね。



法事は朝から夜まで続きます。
ほぼ1時間おきになんらかの儀礼をおこないます。
お経の読み手が足りないので、他の廟から応援に来る人もいるのだとか。
美味しいものをたくさん食べて腹ごしらえしないと体がもちません。



日本では珍しいパッションフルーツ。タネのカリカリ感と果肉の甘酸っぱさがたまりません。



この日の全ての儀礼が終わったのは夜8時頃でした。



このようなお経が歌われていました。



1月に続いて、東港慈雲乾坤宮で素晴らしい体験をさせていただきました。
みなさんに感謝するとともに、この縁を大切にしていきたいです。

台湾縁、最高!